終戦記念日
1945年8月14日、政府はポツダム宣言を受諾し、
翌15日の正午、昭和天皇による玉音放送によって日本が無条件降伏したことが国民に伝えられた。これにより第二次世界大戦が終結した。
内務省の発表によれば、戦死者は約212万人、空襲による死者は約24万人だった。
戦争経験の無い私は、戦争反対。とは考えるものの深く、戦争というものに対して無縁だと思っていました。
とある日までは。
アメリカに留学していた当時、
ホストファミリーの娘さんのバレエの発表会を一緒に見学し、その後レストランに夕食を食べに行った時の事。
ホストファミリーのお父さんが私に報告がある。と言い始め、
「来月イラクに行く事になった。」
と言われ、頭が真っ白になりました。
戦争に行く!!!!?私の目の前にいる人が!??
2011年の同時多発テロ以降、報復に支持をしたアメリカ人が多くいた時代でした。
その時、お母さんは、3人目の子供を妊娠中。
なぜ,この時期に戦争に行くのか。死ぬかもしれない場所に行くのか。
恐怖は無いのか。
なんでなんだ。という事を何度も聞いていた気がします。
お父さんが
「国を守るという事は、家族を守るという事につながる。」
と言いました。
このひと言が私の中で衝撃過ぎて、未だに心に残ります。
その答えに間違いは無いと思います。いつまた攻めてくるか分かりません。
大切な家族を守りたいのであれば、攻められない環境を作るしかありません。
ただ、お父さんが戦う相手だって、同じ様に大切な家族や、子供がいて、同じ心を持った人なのに。そこを傷つけ合って、答えは見えてくるものでしょうか。
無事に赤ちゃんが生まれてからアメリカに帰国して、仲の良いファミリーに戻りましたが、イラクにいる期間は、とても心配でした。その感情を二度と抱きたくないな。と感じました。
大切なものの守り方は沢山ある。
そこには、初めから戦う事になる環境を作らない。という選択肢もある。
何度考えても、私は、やはり、そこを選ぶと思う。